東電前アクション! (新BLOG)

反差別・地域格差・南北格差・反軍事・エコロジー全般を意識し包摂する「反原発社会運動」として展開中!

2013年02月

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福島第一原発収束作業員の、人間の尊厳をかけた闘いに広範な支援を!

ごぼう支援協議会


▼支援をよびかけます!

福島第一原子力発電所の収束作業、そして今や多くの人が望むところである「廃炉」を遂行するには、これまで以上の膨大な被曝労働が必要となるのは、いうまでもありません。「いま、この瞬間にも」作業員は劣悪な環境で働いています。「廃炉」や「事故収束作業」は、当然にも作業員の生活と生命をまもったうえで行われなければなりません。
私たちは、作業員が直面する労働問題を自分の社会に直結する問題と捉え、支援していきます。ごぼうさんがはじめた闘いを支援し、勝利しましょう。

▼これが被曝労働の実態!

ごぼうさんは、福島第一原子力発電所の重要免震棟内で、放射線管理業務に従事していました。宿舎のあるいわき湯本からJビレッジまでは片道1時間から1時間半かかります。Jビレッジでイチエフ入域のために防護服に着替え、打ち合わせを行い、待機。イチエフでの作業時間は8時間ですが、通勤と待機に4~5時間を要し、実質の拘束時間は12~13時間。1日12時間以上働いて日給1万円、月給は手取り16万強。残業代はまともに支給されず、「危険手当(特別手当)」や「帰省交通費」などは一切支払われていません。ひと月の被曝は2~3ミリシーベルト。通勤時には往復で毎日15マイクロシーベルトの通勤被曝を強いられます。

▼収束作業員は「使い棄て」されている!

2012年10月5日、下請け会社のサンシード社は、ごぼうさんに電話で解雇通告をしてきました。サンシード側の説明によれば、「元請けのアトックス社とサンシード社の契約が10月末で切れるので、福島営業所を閉鎖し、福島にいる従業員全員を解雇する」とのことでした。会社の寮に住んでいたごぼうさんは、11月5日付で解雇されると同時に住居を失う危機に直面しました。ごぼうさんの加入するフリーター全般労働組合(以下、組合)は、サンシードに対してごぼうさんの解雇撤回、未払賃金の支払いと住居確保等を求めて団体交渉を申し入れ、2012年10月26日にいわき市内で交渉を持ちました。交渉の場で11月末までの住居確保は約束させたものの、サンシード社の解雇の意思は頑強で、「アトックス社との契約解除に伴うイチエフ撤退」を理由に「解雇は正当なものである」と主張し続けています。組合は、サンシード社が約束した「解雇を避ける努力をする」という団交での約束を履行しないため、東京都労働委員会に不当労働行為救済の申し立てを行いました。

▼消えた「危険手当」

イチエフでの収束作業は外部被曝・内部被曝を伴う危険な作業です。東京電力は通常の労務単価に危険手当の上乗せをして発注していることが昨年11月にメディアで報じられています。ごぼうさんは作業員の労賃を管轄する東京電力資材部に相談したところ、担当者は割増の契約を元請会社と結んでいることを認めました。
サンシードと組合の団体交渉で会社側は「イチエフの収束作業にあたり危険手当はアトックス社より支払われていない」と回答。一方、東電は「上乗せしてアトックス社と契約している」と答えました。サンシードの「危険手当をアトックス社より受け取っていない」、そして東電の「アトックス社には支払っている」との主張がともに真実であるとするならば、本来作業員に直接渡さなければならない危険手当を不当に詐取しているのは元請企業のアトックス社、ということになります。ごぼうさんの闘いは労働者に対し、被曝労働に見合った対価をキッチリと支払わせる闘いでもあります。

▼原子力企業「アトックス」は、イチエフ収束作業員を「偽装請負」させている!

東京・中央区に本社がある大手原子力発電所保守管理のアトックスの社員は、サンシード社に仕事を発注している元請け会社であり、ごぼうさんを指揮命令してはならない立場です。もし指揮命令下に置いて使用するなら、アトックス社はごぼうさんを直接雇用する責任があります。アトックス社は、サンシード社を含む多くの「下請会社」を間に挟み、作業員を雇用の調節弁として使いたい時だけこき使い、まるで取替え可能な部品であるかのように「使い棄て」にし、これまでも雇用責任を逃れてきたのです。

▼アトックス社は開き直りを続けている

組合は、元請け会社のアトックスに対して、ごぼうさんの直接雇用を求めて団体交渉を申し入れました。ごぼうさんに対して日常的に直接の業務指示を出していたアトックスは偽装請負という違法行為をはたらいていたのです。アトックスにはごぼうさんを雇用する責任があります。
しかしながらアトックスは、「ごぼうさんとの直接の雇用契約がない」ことを理由に、組合との団体交渉に応じることを頑なに拒否し続けています。やむなく組合は東京本社へ団体交渉の申し入れ書を直接持参しました。しかしアトックス社に指示された警備員には「例の組合がきました」「早急に手順の実施をお願いします」などと団体交渉申し入れ書を届けることさえ妨害し拒否したのです。組合は、このようなアトックス社の団体交渉拒否の姿勢を不当なものであるとして、東京都労働委員会に不当労働行為救済の申し立てを行い現在係争中です。組合との団体交渉に応じることを頑なに拒否し続けています。

▼アトックス現場責任者による日常的な暴力的支配が蔓延している。

自分が働いている会社ごと切り捨てられることに脅えるサンシードの下請け作業員たちは、アトックスの現場責任者にモノをいうことができません。それをいいことにアトックスの現場責任者は、下請け企業の人事や契約内容に差配を下すことができるという優越的な立場を悪用し、労働者にクビをちらつかせながら暴力的な言辞による恫喝を日常的に行なっています。下請け作業員の中には、このアトックス現場責任者の「天の声」によってクビにされたり、パワーハラスメントに耐え切れなくなり「自発的に退職」させられたり、より危険な作業部署への懲罰的配置をされた人もいます。重要免震棟で大声を張り上げて下請け作業員たちを罵倒するアトックス現場責任者の振る舞いは、他社を含む全イチエフ収束作業員にとって、良く知られている風物となっています。パワーハラスメントと下請け企業の従業員への業務指揮・命令、下請け企業への人事介入という違法行為を行なっているアトックス社の責任を徹底的に追求するものです。

▼責任を負うべきは誰なのか?

私たちの社会の労働環境は、重層的下請構造のもとで株主や経営者、政府がとるべき責任を免れることが常態となっています。とりわけ原発は、幾次にもわたる下請会社(協力企業!)を通して、作業員を柔軟に雇用し解雇できる仕組みを維持することで、都市貧困層と原発立地地域住民など特定小数者に被ばくを強制して動いてきました。事故後の収束作業でもこの仕組はまったく変わっていません。今回の解雇問題によって、ごぼうさんをはじめとしてサンシード社を通じて働いていた作業員は、日々の糧を突如として失ってしまいました。雇用していたサンシード社、サンシードを切ったアトックス社、アトックス社を締め付けている東京電力、それを支えて原発を推進してきた経済産業省・文部科学省、そこから配当を受け取ってきた株主たちに責任を取らせなければなりません。彼らこそ被ばくを強いられながら働いてきたごぼうさんたちの雇用や生活に責任を持つべきです。私たちは本当に問われるべき者たちを問いましょう。

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【解説】

発注企業:東京電力
      ↓
受注元請け企業:アトックス、(東芝、日立、鹿島建設、東電工業etc.)
      ↓
一次下請け企業:サンシード、(T社、J社、S社、D社etc.)


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  【ごぼう支援協とは】
わたしたち「ごぼう支援協議会」には、福島第一原子力発電所(通称「イチエフ」)で被曝労働に従事していたごぼうさんの労働争議を支えるため、労働組合や市民運動、イチエフ収束作業員、有識者などが集まっています。今後、ごぼうさんの労働案件の状況について定期的にニュースレターやブログ、ツイッター等を通じて情報発信していくとともに、多くの方々に支援と賛同を呼びかけます。

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  【賛同メッセージをお寄せ下さい】
広範な人々が被ばく労働の差別的な構造を社会化していくことが、重層的下請け構造を崩していく大きな一歩であると考えます。以下の連絡先に賛同メッセージやご意見をお待ちしています。ブログ等に順次掲載させていただきます。(氏名公表の可否も明記下さい)

 お名前:
 肩書き:
 賛同メッセージ:
 お名前・肩書きの公表の可/不可:
 賛同メッセージの公表の可/不可:
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  【メッセージ送り先はこちら】
hibakusyaberuあっとgmail.com
※スパムメール攻撃防止措置を講じています。「あっと」を半角英数字「@」に置換して送信ください。
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  【カンパのお願い】
ごぼう支援協では、労働案件の長期化に備え、お金が必要です。カンパを切にお願い致します。

団体:一口 3000円
個人:一口 1000円

カンパ振込先:郵便振替口座 00180-5-663996 口座名:ゴボウ支援協議会

*なお、賛同と賛同メッセージは、カンパの有無に関わらず募集しています。

********************************************
〒151-0053
東京都渋谷区代々木4-29-4 西新宿ミノシマビル2F
フリーター全般労働組合 気付『ごぼう支援協議会』
電 話:03-3373-0180
FAX:03-3373-0184
twitter: @gobouxatox
mailto: hibakusyaberuあっとgmail.com
Blog:
http://goboushiennkyou.blogspot.jp/


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2月20日、京橋の電源開発(Jパワー)本店前で「大間原発、大間違い!2.20Jパワー前アクション 2nd,」を行いました。

東電前アクション!は「安倍政権との対決」を意識するものとして、1月の経産省概算要求反対アクション、再稼働のための東電再建に反対するアクションに続いて、再稼働が立ち往生している一方で建設が推し進められている大間原発に反対する必要があるという思いから、この日のアクションを企画しました。

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主催からこの行動の位置づけの説明。

「昨日19日、函館の市長らが経産省などを訪問して大間の建設を差し止めるよう政府に要望した。一方で、下北の首長たちが同じ日に大間の建設を推し進めるよう政府に要望書を出している。下北の首長の動きは残念だが、原発がなければ地域経済が成り立たない構造が作られ、その構造の上で電気を享受してきた都会の私たちが責める気にはならない。原発がなくてもやっていける地域経済をどう作るか、そういうことも考えながら下北の人々とつながっていきたい」

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マイクを回してのスピーチは、「猛毒のプルトニウムの発電で事故が起こったら誰がどうやって責任を取るのか? 原発で事故が起きたら誰も責任なんて取れないということが福島の事故で証明されたのではないか。原発がダメだと思っているのは、政府にも電源開発の中にもいると思うが誰も言い出せない。まさに日本的無責任体質そのものだ」

「電源開発は"電源を開発する"と言うなら、原発なんて古臭い発電なんかじゃなくて、水力・風力などの分野でより効率のいい発電方法を開発しろ」などのアピールがありました。

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▲下北半島出身の参加者のプラカード。
「下北をこれ以上核半島にするな」

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最後に「東電前アクション!として北朝鮮の核実験に反対する声明を出した。もちろんあらゆる核に反対する立場から今回の核実験に反対だ。しかし、日本は"潜在的核武装"として原発を推進し、この大間原発は核兵器の原料でもあるプルトニウム保有を容易にし正当化するためのものでもあり、"潜在的核武装態勢"を強化するものだ。そういう観点からも大間原発の建設に反対していこう」と訴えた。

締めのシュプレヒコールは「下北を殺すな」「函館を殺すな」「もう原発の電気はいらない」。

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【アーカイヴ2012】10.31 大間原発建設反対Jパワー前アクション報告

【告知】大間原発、大間違い!2.20Jパワー前アクション 2nd,

2.20東電前アクション/大間原発、大間違い!Jパワー前アクション 2nd, /悪魔《プルトニウム》の原発つくるな! (さよなら原発みなとBlog)

東電前アクション!も参加します。

★☆★☆★☆★☆★☆★☆転送・転載大歓迎★☆★☆★☆★☆★☆★☆

子どもたちを被曝から守ろう!2.23新宿・アルタ前デモ

2月23日(土)
13時~新宿東口アルタ前広場集合 
呼びかけ人や福島からスピーチ
14時30分~皆で元気に新宿へデモ出発
15時20分~デモのゴール、アピール、終了

主催:ふくしま集団疎開裁判の会 http://fukusima-sokai.blogspot.jp/
連絡先 光前法律事務所(03-5412-0828)
メール:sokai@song-deborah.com ツイッター:@Fsokai

(呼びかけ人)荒井晴彦 おしどりマコ 柄谷行人 神田香織 斎藤貴男 
坂本龍一 沢田昭二 高橋哲哉 ちばてつや 鄭義信 ノーム・チョムスキー 
野中ともよ 広河隆一 広瀬隆 船橋淳 山本太郎       
(2月20日時点、五十音順。呼びかけ人のメッセージを以下で公開しています)
★個人・団体賛同とメッセージを大募集します。以下からお申込ください。

―今、一番大事なこと! 子どもを守ろう! 子どもの被曝を許すな!
子どもに避難の権利を! 安心して疎開できる環境を!―

今、福島の多くの子どもたちは、チェルノブイリ基準では強制移住地域、避難権利地域とされている放射線量のなかで生活しています。ウクライナ共和国からは、チェルノブイリ原発事故後に生まれ、福島より放射線量の低い地域で生活している子供たちの80%以上に健康被害が発生しているとの悲痛な報告が届いています。

いま、福島県が行っている県民健康管理調査なるものは、子どもたちには健康被害は発生しないと考えている人たちによるもので、本当に必要な情報が公開されていません。私たちは、子どもから未来を借りて今を生きています。福島の復興とは子どもたちに未来を返すことです。もっと真剣に、もっとまともに、子どもの未来と復興を考えるのなら、除染がダメな現実を直視するなら、子どもたちを、被曝から確実に守る避難こそが最優先されるべきです。子どもたちにこれ以上の犠牲を強いるのは、私たちが犯す罪です。子どもに避難の権利と安心した疎開を、そのための環境を、作り上げよう!

―子どもを危険な被ばくから逃がす「ふくしま疎開裁判」がふくしまの子どもの命を守る―
   
ふくしまの子どもたちは、今もずっと危険な中に置かれたままです。
ふくしまの復興が叫ばれていますが、いま最優先の復興とは、子どもたちを危険な被ばくから避難させる「命の復興」です。疎開裁判は大詰め、3月には仙台高裁で結論が出る予定です。国連人権委員会をはじめとして世界も注目。裁判所に私たちの願い、私たちの声、私たちの思いを伝えましょう!

チェルノブイリ事故の時、チェルノブイリ憲法9条ともいうべきチェルノブイリ住民避難基準を作り、子どもたちの命を救ったのは、これを要求する多くの市民の声でした。今からでも遅くありません、私たちもチェルノブイリから学んで、行動を起こしましょう!子どもたちの命を救いましょう!

※疎開裁判の会は、全てのいのちを守ることを目的とした集まりです。
差別と暴力を肯定する個人、グループの参加はご遠慮ください。


《転送・転載歓迎》

【東電前アクション!声明】
朝鮮民主主義人民共和国の核実験に抗議します
IAEA-NPT体制こそが核拡散の元凶-核廃絶の唯一の道は「大国」の核放棄から!

■2月12日に、朝鮮民主主義人民共和国(以下、朝鮮)が実施した地下核実験に、私たち東電前アクション!は抗議します。

それは地球を破滅させる核のエネルギーを、ましてや軍事力に利用するなどということは、どこの国のものであろうとも正当化することはできない、という立場から抗議の意を表明するものです。

また、今回の核実験は、朝鮮国内の恒常的な飢餓状態を解決するよりも、軍事力を高めて「強盛大国」化することで、世襲三代の体制の健在ぶりを内外に示そうという政策の頂点にあるものであり、キムジョンウン第一書記自身が語った「3年以内に国民経済を1960~70年代のレベルに回復させ、(金日成キムイルソン主席の目標だった)『白米を食べ、肉のスープを飲み、絹の服を着て、瓦屋根の家に住む』を、真に成し遂げねばならない」という言葉に逆行するものである点も非難されなければなりません。

今回の核実験に世界中から非難が寄せられています。しかし、「核兵器を保有することで国威発揚し、強国であることを世界にアピールする」というあり方を歴史的に形作ってきたアメリカをはじめとする核大国の政府には、言うまでもなく朝鮮政府を非難する資格はありません。

■とりわけアメリカは、戦後の世界支配体制構築のために、広島・長崎への原爆投下を強行し、戦後は1030回の核実験を行っています。そして、オバマ大統領は「核なき世界を」などと言いながら、四度の未臨界核実験を行っています。そして、たった2ヶ月前の昨年12月に行われたアメリカの核実験に、日本政府やメディアがはたして抗議などしたでしょうか。

日本政府もまた、「潜在的核保有国」であるために歴史的に原発を推進し、昨年6月には民主・自民・公明の三党は原子力基本法の変更を行い「(原発は)安全保障に資する」という項目を入れる暴挙を行っています。

そして、このような核兵器を保有し、「安全保障」と称して周辺諸国への威嚇のために原発を保有する国の政府が、IAEA(国際原子力機関)とNPT(核拡散防止条約)体制によって核保有を独占し「小国」の核保有を非難する道義的矛盾とその正当性の欠如こそが、実は核を世界に拡散させるものだと指摘するものです。

「圧倒的な軍事力を持つ"大国"に対抗するために核開発をして何が悪い」...この論理に明快に反論できる政府が、世界にどれだけあるでしょうか。そして、このIAEA-NPT体制の矛盾・ダブルスタンダードこそが、インド、パキスタンの核開発を許し、イランや朝鮮とにらみ合いながら新たな「核開発競争」を促しています。

また、IAEAは世界の核開発をコントロールしながら推進するという役目を担っています。IAEAが、チェルノブイリ事故による健康被害を隠ぺいし、そして昨年12月から福島にも乗り込んできていることと、「大国」の核の独占を前提とする組織であることは一体のものです。それは「秘密主義」と「情報の独占」こそが、核による世界支配に不可欠なものであるからにほかなりません。

私たちは、アメリカをはじめとする「大国」こそが、核兵器を放棄し、あらゆる原子力から撤退することで最低限の「道義性」を確保することなくして、核不拡散そして核廃絶の道はないと訴えます。

■政府やメディアはことさらに今回の核実験について必要以上に騒ぎたて「北朝鮮脅威論」を振りまいています。それはまるで、福島第一原発の事故を覆い隠すためのようにも見えるというものです。

しかし、私たちは忘れるわけにはいきません。福島第一原発の事故発生当時、「ただちに影響はない」と繰り返した日本政府の犯罪を。この事故が、いまも海外にどれだけ迷惑をかけているかということを。あるいは溶けた燃料が沈降を続けている福島第一では毎日が「地下核実験」をやっているようなものであることを。

今回の核実験で、東京都の猪瀬知事は2月12日に「都民の不安解消のために放射線測定体制を強化する」などと表明しています。計測された放射線がはたして東京から遠く離れた国の地下で行われた核実験によるものなのか、たった200キロしか離れていない福島由来のものなのか、どうやって区別できるというのでしょうか。

このような自国の原子力政策への反省のない、アメリカの核保有や持ち込みを追及しない政府やメディアが「小国」の核実験をことさらに騒ぎ立てるあり方こそが、「大国」が核を独占するIAEA-NPT体制を下支えするものだと言わざるを得ません。福島から目を逸らさせるために「北核実験」や「中国のスモッグ」を利用するかのようなキャンペーンはいますぐやめるべきであり、今も続く福島事故の影響こそ広く知らされなければなりません。

・朝鮮の核実験に抗議!あらゆる核開発に反対!

・「大国」の核独占体制:IAEA-NPT体制解体!「大国」の核廃棄こそ核廃絶の唯一の道!

・IAEAは福島から撤退しろ!日本の脱原発に口出しするな!

・「核実験」や「中国スモッグ」を福島事故隠し・排外主義扇動に利用するな!

アジアの人々とともに、核兵器も原発も公害もない東アジアをつくろう!
 
           

【拡散歓迎】
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 原発事故から2年。福島を返せ!再稼働反対!
    3.11東電本店前アクション
~賠償、被ばく労働の責任をとことん取らせよう~


《呼びかけ》
東電前アクション!
福島原発事故緊急会議

〈協賛〉
再稼働反対!全国アクション
再稼働阻止全国ネットワーク

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日時:2013年3月11日(月)19時~
場所:東京電力本店前
東京都千代田区内幸町1丁目1番3号
JR・東京メトロ・都営地下鉄浅草線新橋駅より徒歩5分
都営地下鉄三田線内幸町駅より徒歩3分

アピール予定者

◉亀谷幸子さん…事故直後、双葉町から「玄関にあった3000円だけを握り締めてそのまま逃げました」

◉ごぼうさん(仮名)元・福島原発収束作業員。福島第一原発の重要免震棟内で放射線管理業務に従事。実質拘束時間は12~13時間、日給1万円。ひと月の被曝は2~3ミリシーベルト。

◉長谷川勝己さん(郡山市から家族3人で富士宮市に自主避難)
◉ホットスポット在住者(埼玉県三郷市-千葉県柏市)
◉なすびさん(被ばく労働ネットワーク)
◉小川正治さん(プラント技術者の会)
◉菅井益郎さん(国学院大教授)ほか
◉木村結さん(東電株主代表訴訟)

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311原発事故から2年。
私たちは自問自答します。

私たち市民は東京電力を
しっかり追いつめきれていないのでは、と。

もう2年も経ったのに
賠償らしい賠償をほとんど行っていない東京電力。

16万を超す「難民」が生まれ、経済的困難に直面している方もおられる、
そういうなか、5兆円を超す内部留保を貯め込む東京電力。

津波以前に地震だけで大事故が起きたのでは、
そういう国会事故調の調査を、ウソをついて妨害した東京電力。

事故前と変わらぬ多重下請け構造のまま
被ばく労働を強いている責任を全く負わない東京電力。

いまだに新潟・柏崎刈羽原発の再稼働を
経営方針として打ち出している東京電力。

もっともっと。
私たち市民は、東京電力を追いつめる必要があります。
被害者への責任を取らせるために。
加害企業としての責任を取らせるために。
被ばく労働を強い続けている企業としての責任を取らせるために。
柏崎刈羽原発の再稼働を、完全に断念させるために。

…このように項目を並べてみたものの、
私たちの中には、言葉にまとめられない、
どう表現したらわからない気持ちも
たくさんあります。

あまりに巨大な暴力を受け、
それ以降も受け続けているのですから。

事故から2年めの3月11日の夜、
東電本店前に集まりましょう。
東電に責任を取らせるために。
私たちの言葉、あるいは気持ちや感情を届けるために。


東電前アクション!
BLOG:
http://antitepco.ldblog.jp/
TWIT: https://twitter.com/antitepco1
MAIL: antitepco@livedoor.com

福島原発事故緊急会議
再稼働反対!全国アクション
WEB:
http://2011shinsai.info/

再稼働阻止全国ネットワーク
WEB:
http://saikadososhinet.sakura.ne.jp/ss/



≪拡散歓迎≫
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安倍政権の原発増設方針にNO!悪魔《プルトニウム》の原発つくるな!
  大間原発、大間違い!2.20Jパワー前アクション 2nd,


   呼びかけ:東電前アクション!
BLOG:
http://antitepco.ldblog.jp/
TWIT: https://twitter.com/antitepco1
MAIL: antitepco@livedoor.com

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日時:2013年2月20日(水)
   19時~20時頃

場所:銀座・Jパワー(電源開発株式会社)本社前
東京都中央区銀座6丁目15−1
東銀座駅 徒歩3分(東京メトロ日比谷線、都営浅草線 4番出口)
有楽町駅 徒歩15分(JR山手線、京浜東北線)
地図⇒ http://tinyurl.com/96wtupz

■鳴り物、自作プラカード、歌う人、叫ぶ人、静かに意思表示する人歓迎。
■このアクションを「非暴力」「反差別」の行動として呼びかけます。

★昨年10月31日に続いて、またJパワー前でやります!
 前回アクション⇒
http://antitepco.ldblog.jp/archives/23364127.html
☆下北半島―函館―首都圏でつながって大間原発の建設絶対阻止へ!

安倍自公政権は、原発再稼働については「原子力規制委員会のルール作りを踏まえて判断する」などと言う一方で、大間原発や島根原発3号機などすでに建設許可を出した原発については「(建設継続について)まったく問題はない」(茂木経産相1月17日、青森県知事との会談で)と大間原発の工事継続を強行しています。

ハコモノを作るだけ作って最後に規制委の審査にかけて稼働の是非を決めるというやり方で建設を進める手法も乱暴なのに、現在規制委の専門家チームの中からも大間原発の予定地は活断層が隆起した場所ではないか、と指摘されています(渡辺満久・東洋大教授)。

そんな場所に作られているのは、猛毒プルトニウムの全MOX燃料原発。
再処理・核燃サイクルの破綻を糊塗するためのデタラメな原発建設計画で、しかも東電出身の社長を戴く日本原燃の作る燃料で東電の代わりに首都圏への電気供給が目的。

黙っていたら、こんなデタラメな原発も作られて動かされる。
下北半島-函館とつながって、首都圏からも大きく声を上げよう。

「もう原発も、原発の電気もいらない!」
「再稼働も、原発増設も、原発輸出もゼッタイハンタイ!」


:::::::(ここまで)::::::::::::::::::::::::::                           



10月31日、東電前アクション!は10月に大間原発の工事の再開が強行されたことに対して、電源開発株式会社(Jパワー)本社前で抗議アクションを行いました。

当日はハロウィンだからか、Jパワーのロゴを鎌にした悪魔が「活断層の上に原発あってもいいじゃないか」「快適でスリルある生活を提供」と掲げて登場。途中でJパワー本社の読売新聞側で抗議行動を行っていた「反ACTAチーム」の方々も合流、全体で40人の参加で「大間つくるな!」の声を響かせました。

司会の園がシュプレヒコールをあげて、主催から栗原が「今日の行動の位置付け」を説明。

「政府のエネルギー戦略で"すでに建設中の原発の建設は容認する"という発表があって、電源開発は即座に"住民説明会"を行ってその翌日には工事再開を強行している。いかに既成事実を積み上げるかしかない拙速さだ。猛毒プルトニウムを使った発電所を住民をないがしろにしたまま活断層の上に立てるなど、まさに悪魔の所業だ」


「函館は市長・行政挙げてこの原発に反対を表明している。私たちは、こういう動きを応援し支持するが、函館30万人の反対に依拠して過疎地で原発を容認せざるを得なかった人々を低く見るような運動をしてはならない。大間原発の供給先は主に関東首都圏だ。なにより、その首都圏で生活する者の責任として、大間原発の建設に反対し阻止しよう。大間の燃料は東電が多額の出資をして東電出身者が社長を務める日本原燃のものが使われる。すなわち東電マネーの燃料で動かし、福島事故で原発を動かせなくなった東電に代わって首都圏に原発の電気を供給しようとしている。東電前アクション!は"東電ストーカー"だからこそ大間原発に反対する」

マイクを回すフリースピーチでは、「福島の事故が収束していないのに新しい原発の建設なんてありえない」「電源開発は水力発電に携わってきたノウハウを生かして小規模水力発電を普及させて、真に人様の役に立て」などのスピーチがありました。途中合流の「反ACTAチーム」からは「人権侵害救済法案」が反原発運動の弾圧をも狙うものだという説明がありました。「あらゆる社会運動を守るために、反原発運動を守るために、人権侵害救済法案と反対運動に注目してほしい。共に連帯しましょう」とアピール。

東電前アクション!の植松からアピール。

「先週リトアニアへの原発輸出に反対して日立製作所前で抗議行動を行ったが、この大間の原子炉も日立製が使われようとしている。また、核燃サイクルの破たんを繕うものだ。今日の抗議は日立への抗議デモあり、核燃サイクルを未だに推し進めるものたちへの抗議行動だ。下北半島をこれ以上核で踏みにじることは許されない。原発が安全だというなら東京湾に作ってみればいい。しかし、安全な原発などあり得ないことが分かっているから下北半島に作るのだ。もうどこにも原発を作らせない」

最後に「大間の工事をやめろ」シュプレヒコールをあげて、来年春の工事本格再開を絶対阻止するために何度でもこの場所に立とう、と訴えて行動を終えました。


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1月30日、新橋の東電本店前で「東電への追加支援反対」、「東電が"復興"本社などと言う欺瞞を許さない」、「柏崎刈羽の再稼働を許さない」などをテーマに安倍政権で調子に乗んな!もう東電はいらない!1.30 東電前アクションを行いました。




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とりわけ怒りをかきたてたのは、報道で東電の昨年の内部留保額がなんと5兆2815億円、日本企業で堂々のトップ3入りを果たしていること。これだけの企業財産を溜め込みながら賠償を極力抑え、一般世帯の電気料金を値上げしている東電。しかも、この1月にも、「経営再建」と「賠償のため」と称して併せて約1兆円の公的支援を政府に申請している。

また、福島住民を中心とした告訴によって、勝俣前会長や清水前社長らに任意の事情聴取が行われたが、テレビニュースではマイクを向けられた勝俣が「話すことなど何もない」と足早に立ち去る姿が映し出された。

これらに対し、「東電は全被害者に誠実に賠償しろ」、「勝俣逮捕しろ」などと声を上げました。

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浦邊力さんに2曲歌っていただきました。「死人にこそ発言権を」というフレーズが印象的でした。




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最後に、「もう東電はいらない!」と声を上げてこの日のアクション終了。

次回は、2月20日(水)新橋:電源開発(Jパワー)前で大間原発建設反対アクション、東電本店前は3月11日(月)に「福島事故2年抗議アクション」を行います。


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