東電前アクション! (新BLOG)

反差別・地域格差・南北格差・反軍事・エコロジー全般を意識し包摂する「反原発社会運動」として展開中!

2014年03月

無題


















3月11日、原発事故発生から丸3年になるこの日、東電前アクション!は今年も東電本店前で「原発事故被害者への徹底的な賠償」や「柏崎刈羽原発の再稼働阻止」、「破たん処理による東電解体」などをテーマにアクションを行いました。

11日当日昼に行われた「3.11天皇出席の震災3周年追悼式典 全国一斉黙祷反対集会・デモ」に東電前アクション!が賛同したことを理由に、右翼の一団が東電本店前での行動を潰すことをツイッター上で予告しているとの情報が入りました。

主催主要メンバーは「真の"敵"は右翼などではなく東電であり原発推進勢力だ」ということを示すために、あえて東電本店側の路上から登場して、本店の面前でプラカードを掲げて「東電解体!」「賠償果たせ!」「再稼働反対!」の声をぶつけました。現場は早くに来た参加者の皆さんによって右翼から守られていて、右翼は反対側の歩道に追いやられていました。

また、右翼の妨害を理由に普段以上に過剰な規制体制を敷く警官隊には、「東電を逮捕しろ!勝俣・清水を逮捕しろ!福島の告発の声を聞け!」と全体で抗議しました。

アクションは、原発事故の最も深刻な被害を被っている当事者であり困難な状況にある福島の人々や避難している人々が現在どういう状況に置かれているかを知るための「映写アクション」から開始。

開会のあいさつで東電前アクション!から植松は「東電の本店の役員と社員の皆さんに、この行動に参加して被害者の方の話を聞きに来てほしい。そして、福島の被害に遭われた方はなかなか東電本店前に来ることはできない。首都圏で生活している私たちはどのように東電に向き合うべきか"3.11声明"を出した。福島や新潟の"代弁"ではなく"私たちにできること"として、被害者賠償を求めるし、再稼働に反対するし、東電の破たん処理を求める。そのような自問自答を続けながらこの場に立ち続けたい」とアピールして、"3.11声明"を読み上げました。

t2次に、福島第一原発立地地域の双葉町から都内に避難生活を余儀なくされている亀屋幸子さんのスピーチ。
「事故当日、着の身着のままで逃げ出したまま現在に至っている。東電は放射能の風向きなどはまったく発表せず被ばくしながら逃げてきた。この3年は地獄の生活だった。これからも行く所などない。故郷に今すぐにでも帰りたい。しかし、もう帰れない。私たちは一生帰れない。原発さえなければ、こんな苦しみはなかった。東電本店の中を被災者が住めるようにするべきではないか。皆さん、明日は我が身だと思ってほしい。そして、力を貸してほしい」

許しがたいことに、「我道会/男組メンバー」を名乗る右翼の一団は、このスピーチが原発事故被害者・避難者のものであることを知りながら、口汚く文字に起こすこともはばかるような罵声と侮辱を大音量で「カウンター」と称して浴びせ続けていました。

福島第一原発の「収束」作業員である北島教行さんからアピール。
「今日は右翼が妨害に来ているが、ナチは"エコ"に熱心だったことを思い起こす。そして今日まさにナチが反原発運動を妨害に来た。これが3年目の3.11の東電本店前の姿だ。右翼は"脱原発"名乗ろうが、被害者を侮辱し、収束作業員を罵倒する人々であることがあきらかになった」

「私にとって、東電はただ単に敵対する相手ではない。"収束"に努力した人は本店の中にいる。警備している機動隊員で福島に行った人もいるだろう。原発は知らない人々、遠くの人々を踏みつけにしてきた結果だ。このことを捉え返したい。一方、いまもなお知らない人々を踏みつけにしているのが、あの妨害している右翼の姿だ。ドイツのエコロジー運動は、多大な努力を払ってナチと訣別した。日本の運動は見習わなくてならない」

次に「東電を破たt1んさせよう!市民の会」から堀江鉄雄さんのアピール。

「3.11から三年、いまだ何も解決していない。誰も責任を取っていない。もはや事故は日本だけの問題ではない。汚染は、汚染水の流出を通じて世界に広がっている。それなのに、東電は収束の現場よりも柏崎刈羽の再稼働のために4千7百億円をかけようとしている。東電は、事故直後すぐに破たんさせるべきだった。"分社化"ではなく破たん処理を!、の声をともに大きく上げていきたい」

申し入れ文の提出に先立って、東電前アクション!の栗原から。
「事故から三年、私たちは"被害者"として運動を始めた。水や空気を奪われたしかに"被害者"ではある。しかし、"被害者"のままでいいのか、と思うようになった。先日の原発立地地域の方の話を聞く集会では、事故よりとっくの前に原発に地域が破壊されていた、と聞いた。反対派と賛成派、東電社員と下請け、誰がどれだけお金もらったかという疑心暗鬼・・・。立地地域では"原発ができたから出稼ぎしないで家族と暮らせるようになった"とよく言われている。この人たちを"推進派"として切り捨てる運動にしてはいけない」

「都会で生活する私たちは"自分たちさえよければ遠くの人々などどうでもいい"と原発を許してきた。戦前は"滿蒙は日本の生命線"という身勝手な論理で他国を侵略した。日本は戦争に負けたが、原発はそういう身勝手な論理・価値観が戦後も生きていた表れだ。都知事選は、そういう価値観をひっくり返せてないから負けた。価値観をひっくり返す運動をつくろう」とアピールして、申し入れ文を読み上げ、東電側に手渡しました。

参加者からのアピールで「東電は徹底的に賠償しろ」、「東電は事故の真相をあきらかにしろ」などの声が続きました。

「被ばく労働を考えるネットワーク」から3月14日の被ばく労働者春闘統一行動のお知らせと「労働者がどういう現場でどう働いているか、を私たちは知っていこう」とアピール。「ふくしま集団疎開裁判」の柳原敏夫弁護士から「疎開裁判」の第二次提訴と被ばくした子どもたちの保養のための「松本子ども留学プロジェクト」などの取り組みを紹介。「市民自身の公共事業として、子どもを救うプロジェクトを次々に取り組みたい」とアピールしました。

最後に、主催から「加害企業:東電が棄民政策の先頭に立ち、政府が東電を支援し続けるあり方をひっくり返そう。福島の被害者を見捨て続ける政府が、何が追悼だ。追悼する前に政府は謝れ。3.11を追悼の強制で被害者を黙らせるのが政府のやり方だ。3.11は東電を追及する日だ!原発事故を追及する日だ!その思いを確認する日だ!明日からまた、ともに闘いましょう」とアピール。参加者140人でシュプレヒコールを上げて、この日の行動を終えました。

この最後のシュプレヒコールで、ずっと閉じられていた東電本店の3階の窓のカーテンが初めて開けられ、社員とおぼしき人が行動を伺っていたことを付記しておきます。

(各発言の文責は当BLOG)

【関連】
■東電前アクション!3.11声明
http://antitepco.ldblog.jp/archives/36873510.html

■東電への3.11申し入れ文
http://antitepco.ldblog.jp/archives/36881216.html

■声明:東電本店を明け渡し、原発事故資料館等に転用することを東電に要求する
http://antitepco.ldblog.jp/archives/36881249.html

■3.11東電前アクションに対する右翼集団「我道会/男組メンバー」の襲撃を許さない
~右翼暴力=草の根ファシズムから社会運動を守ろう~
http://antitepco.ldblog.jp/archives/36923144.html続きを読む

【緊急声明】
3.11東電前アクションに対する右翼集団「我道会/男組メンバー」の襲撃を許さない
右翼暴力=草の根ファシズムから社会運動を守ろう


(1)

私たち東電前アクション!は先日、「福島原発事故発生から丸3年になる3.11東電前アクション」をよびかけ、被害者賠償を意図的に遅滞・ネグレクトする東電の姿勢、「収束」作業労働者の待遇のさらなる劣悪化、柏崎刈羽原発の再稼働策動などに抗議するものとして、約140人が参加して東電本店に抗議の声をぶつけました。

この私たちの抗議行動に対して、「我道会」あるいは「男組の組長」などを名乗る右翼の一団数人が暴力的な妨害・襲撃に及んできました。彼らは反対側の歩道から複数の拡声器で罵声を続け、わずか十数mしか離れていない私たちの路上アクションを音声で暴力的に妨害・破壊し、時には乱入を試みてきました。私たちは、これを許すことができません。 

彼らはツイッター上で、3月11日の昼に行われた「3.11天皇出席の震災3周年追悼式典 全国一斉黙祷反対集会・デモ」に東電前アクション!が賛同したことに対し「追悼式を妨害する国賊どもにカウンターをしかける」と予告しており、これが妨害・襲撃の意図と思われます。

しかし、上記の集会・デモは、政府による「追悼」強制への異議申し立ての表明ではあっても、個人一人ひとりの追悼の思いはおろか、政府式典に対してさえ「妨害」と言えるものではありません。

これに対し右翼集団は、先に述べたように十数mの距離から複数の拡声器を使い、私たちの東電への抗議行動を音声で妨害し乱入を図って破壊しようとするという行為に及びました。「追悼」強制反対という一つの言論表明に過ぎない事柄に対して、このような言論封殺の暴力は正当化されるものではありません。 

私たちは、草の根の暴力による社会運動破壊という一つの「ファシズム」現象としてこの出来事を受けとめています。 

(2)

とりわけ、福島第一原発の立地地域である双葉町の故郷を奪われ避難生活を続ける方へのスピーチや、現在「収束」作業に携わっている方のスピーチ中もメガホンから大音量で口汚い罵声を受け続けたことに対して、私たちは深い憤りと悲しみを覚えます。しかも司会進行の者が「これから双葉町から避難中の方がスピーチされますから、静かにしてください」と告げたにもかかわらず、です。

結局のところ彼らにとって被災者・被害者への「追悼」など実はどうでもよい口実にすぎず、立地地域の人々や「収束」作業員の実情などにも関心はなく、単に「気に入らない者の表現は暴力的につぶす」ことが真の目的なのだろうと、私たちは受けとめています。

しかし私たちのアクションに参加された方々は、右翼の妨害・破壊行為に振り回されることなく、今回のアクションの意図を理解してくださり、気持ちを込めた抗議を東電に行いました。感謝の気持ちでいっぱいです。

私たちは、今回の3.11アクションに際し、いくつもの議論と自問自答を重ねてきました。

福島浜通りで発生した事故なのに首都圏の私たちが抗議の場でいちばん前にいる「不自然さ」、それがたまたまではなく構造的問題であることについて声明を作り、賠償を遅滞・値切りし、被害者をいっそう苦しめていることへの抗議をアクションの前面にすえ、6項目の申入れ文を東電に渡し、さらに東電本店社屋を「被害者、被ばく労働者のための医療施設及び事故被害資料館」に転用せよという声明を作りました。

■東電前アクション!3.11声明
http://antitepco.ldblog.jp/archives/36873510.html

■東電への3.11申し入れ文
http://antitepco.ldblog.jp/archives/36881216.html

■声明:東電本店を明け渡し、原発事故資料館等に転用することを東電に要求する
http://antitepco.ldblog.jp/archives/36881249.html

上で紹介した声明にあるとおり、私たちは深刻な被害を受けた方を代弁することはできません。そのことを大前提に、それでも自分たちにできることを模索し自問自答しながら、今後も東電への抗議アクションを続け、同じ思いの方とつながっていきたいと思います。

(3)

なお私たちは、個々の人が「追悼」することに反対しているわけではありません。政府による「追悼の強制」に反対する、という趣旨で「追悼式典と全国一斉黙祷」に反対する集会・デモに賛同しました。

「追悼」は極めて個人的な領域であり、そこに国家が入り込み、号令をかけるという乱暴なやり方に私たちは同意できません。そもそも14時46分という時刻は地震発生の時刻であり、津波がそれぞれの地域を襲った時刻ではありません。一人ひとりの死はそれぞれ別の時刻にあり、「3.11」という日だけでもありません。政府が手前勝手に「追悼」の時刻を設定して「全国民」に向けて黙祷の号令をかけるのはあまりに粗雑なあり方だと思います。

また、本来3.11に政府が行うことは、国策である原発によって何百万人もの人生と社会を踏みにじり、1000人超と言われる原発事故関連死者を生み出したことへの「謝罪」と「償い」のはずです。政府は今もなお公式には原発事故の死者の存在を認めていませんし、その謝罪と償いをネグレクトしています。

そして政府主催の追悼式典は、そのネグレクト行為を覆い隠し、「悼んで見せることでごまかす」機能を果たしています。この構造は、政府が国内外の人々に対し戦争責任を謝罪すべき8月15日に、自国の戦没者に限定した追悼式典を主催することで「ごまかす」手口と酷似していると思います。

私たち民衆はこれまでも騙され、ごまかされ、陰では陰湿な暴力を受け続けてきました。その結果として3.11の原発事故があると思います。ですから、私たちは新たにやってくる「ごまかし」や「陰湿な暴力」の手口を見抜いていく必要があると考えます。

(4)

私たちは、右翼集団による社会運動破壊を絶対に許さないし、看過してはならないと考えます。原発立地地域から避難された方や収束作業員のスピーチをも拡声器でかき消し、それを自己正当化する右翼集団は、たとえ「脱原発」や「反レイシズム」などを標榜しようとも、社会運動の仲間ではありえないし、物理的暴力で社会運動を威圧・萎縮させる存在だと思います。

彼らの暴力的振る舞いが入り込む余地を社会運動が与えるわけにはいきません。そのための広範な声を多くの人々と作り出す必要を痛感していますし、呼びかけるものです。

3月13日
東電前アクション!
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(声明)東電本店を明け渡し、原発事故資料館等に転用することを東電に要求する


2014.3.11  東電前アクション!

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東京電力が異例の構想を事業計画に盛り込みました。

今年1月に新たに認定された総合特別事業計画において「事故の記憶と記録を残し、二度と起こさないよう社内外に伝える」ための「資料館」構想を盛り込んだのです。

環境汚染の加害企業がこのような資料館構想を公表するのは異例のことです。


しかしその内実は、福島第二原発のPRセンターを「廃炉資料館」に転用する、というものです。そういう施設を作るより前に、被害者への賠償を早急に進めるべきです。

そして、資料館を造るなら「東京首都圏のために原発を作り・こうなった」という内容の原発事故資料館をつくるべきです。


私たち東電前アクション!は「被害者にきちんと賠償しろ」等これまでの要求に加え、以下の事項を東京電力に要求します。

(1)東京・新橋の東電本店社屋を明け渡し「原発事故資料館」及び「被ばく労働者及び事故被害者のための医療施設、生存支援のための施設」に転用すること。

(2)資料館の展示/企画の構成は、被害当時者、ジャーナリスト、研究者、市民に全面的に委託すること。もちろん開設費用、維持費等は東電が負担する。

(3)取り急ぎ、資料館準備室を本店社屋内に設置し、事故被害者等が出入りできる部屋を用意すること。東電本店が24時間警察に守られ、市民を排除するあり方をやめて、その一部でも市民に開放して市民の声を聞くスペースを作るべきだ


今後も東電前アクション!は、多くの被害当時者、ジャーナリスト、研究者、市民のみなさまの意見を伺いながら、さらには東京大空襲や水俣病の被害者による資料館要求の運動などにも学びながら、福島原発事故を記憶するための議論を広く喚起したいと思います。


せっかく東電自らが「事故の記憶と記録を残し、二度と起こさないよう社内外に伝える」ことを事業計画に盛り込んだのですから、その名に値する資料館を造らせましょう、私たちの知恵と力を集めて

福島原発事故発生から3年に際して3月11日当日に東電に渡す申し入れ文です。

                申し入れ書


                                 2014年3月11日


東京電力株式会社 
取締役会長 下河邉和彦 殿 
代表執行役社長 廣瀬直己 殿


                                  東電前アクション! 
                                  antitepco1@yahoo.co.jp    


  私たちは、福島第一原発事故発生から丸3年になる今日、貴社東京電力(以下、東電)に対して、以下のように求めます。 

 一、 福島第一原発事故のすべての被害者の求めと実情に即して、速やかな賠償と生活補償を行うこと。とりわけ、賠償に関して貴社東電が「独自基準」を設定するなど、加害企業として社会的に許されるものではなく、ただちに撤回すること。 

 二、 福島第一原発の「収束」作業労働者および原発事故で汚染された地帯の除染に携わる労働者の多重下請け構造の一掃に着手すること。これらのすべての労働者を貴社東電の直接雇用とすること。 

 三、 「収束」作業における安全管理と健康管理の判断を現場労働者に委ねること。 

 四、 原発労働者の健康管理と医療補償を、事故前までさかのぼって追跡調査して徹底すること。また、現在「収束」作業に携わっている労働者の保養のための施設と期間を無償・有給で保証すること。 

 五、 これらの賠償と補償のために、東電は可能な限り自社資産を売却して充てること。役員報酬を撤廃すること。東電歴代役員の全財産を事故被害者の賠償のために返上すること。最終的には貴社を破たん処理して、東電の加害企業としての責任を全うすること。 

 六、 柏崎刈羽原発の再稼働を断念して、同原発を直ちに閉鎖し新潟から撤退すること。また、下北半島の「中間貯蔵施設」に使用済み核燃料を持ち込まないこと。あらゆる原子力事業からただちに撤退すること。 

 以上、貴社東電が加害企業としての社会的責任を全うすることを求めます。

福島原発事故発生から3年に際しての東電前アクション!の声明です。
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(声明)2014年3月11日 東電前アクション!声明


私たち「東電前アクション!」は首都圏に住む者たちが集まり、この3年間、東電本店前での抗議行動を繰り返し呼び掛け、行ってきました。

しかし、東電に言いたいことが山ほどあるのに、この場に来ることが難しい方が大勢おられることに気づくのに、時間はかかりませんでした。

たとえば福島県に住む方が東電本店で抗議するためには、多くの交通費と時間が必要です。東京から離れた地域に避難された方もおられます。日々の生活で、仕事で、健康管理で、除染作業等で、地元での活動・運動で、あるいは事故現場の収束作業に従事して、そして、心身の体調を崩されてこの場に来ることが難しい方が、大勢おられると思います。

私たちは想像します。もし、福島原発事故を起こした企業が福島県内や福島近隣の県にあったら、と。


 加害企業への抗議行動は、福島浜通りをはじめ深刻な被害を受けた人が常に前面に立ち、東京に住む私たちは、時間と交通費をかけてその現場に向かい、現場では後ろのほうに立っていることでしょう。

しかし現実には、加害企業は「東京電力」の名の通り東京にあり、ここ東京に来られない被害当時者が膨大におられ、本来、後ろに居るはずの私たちがいちばん前に立ち、責任追及を行っています。この現実に、私たちは割り切れない気持ちを抱いています。

私たちはこの現実の中に、電力植民地と消費地という構造の残酷さを強く感じます。私たちの割り切れない気持ちは、3年を経た今も消えることはありません。

私たちには、強い被害にあった方を代弁することはできません。しかし私たちは、私たちにできることを見つけて、取り組んでいきたいと思います。

それは例えば、東電に向けて「ここに来たくても来れない人が、抗議したくても来れない人が、何十万人、いや何百万人もいる!」と知らせることであり、 「賠償をネグレクトするな!被害者を根負けさせるような手口をやめろ!」「福島を踏みにじり、さらに新潟や青森を踏みにじるようなことをやめろ!」と訴えることなどです。

最後に、新たに東電に訴えたいことが、私たちにはあります。

東電本店を空け渡し、原発事故被害の資料館や医療施設等に転用することを要求します。
被害を受けた方々、ジャーナリスト、市民によって内容を構成する資料館を置き、被害を受けた方々が「語りの場」として使えるように、東電本店を空け渡すように、私たちは要求します。

※なお、東電自らが事業計画に「廃炉資料館」構想を明記しています。東電は福島第二原発のPRセンターを転用することを想定していますが、私たちは、福島第一原発の電力を作ってきた首都圏に、原発事故資料館を作るべきだと思います。

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以下、「被ばく労働を考えるネットワーク」さんからの転載です。
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各位


 東電福島第一原発の収束・廃炉作業や除染作業に従事する労働者の労働相談と、争議を進めてきた被ばく労働を考えるネットワークは、これら被ばく労働者の要求を統一要求書にまとめ、東電や除染元請、関係各省への要求行動を行います。


 午前・午後の統一行動への参加、夜の報告集会への参加を呼びかけます。

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3・14被ばく労働者春闘統一行動


日時:2014年3月14日(金)


■統一要求書申し入れ行動


スケジュール(予定)
9:00 前田建設工業(15分前に本社前集合)
10:30 東京電力(15分前に本店前集合)
14:30 環境省、厚労省、経産省(15分前に参議院議員会館集合)


■被ばく労働者春闘 3.14報告集会

 現場からの声と要求
18:30開始

場所●千駄ヶ谷区民会館2F
(JR原宿駅・地下鉄明治神宮前下車・地図参照)


報告●現場からの声、統一行動の報告


ゲスト●井戸川克隆さん(前双葉町町長)


原発および関連企業、除染現場で働いている皆さん。
すべての労働者・市民の皆さん。


 私たち「被ばく労働を考えるネットワーク」は、2012年11月に正式結成して以降、福島現地の労働組合をはじめとする多くの人びとと協力しな がら、東京電力福島第一原発事故にともなう収束作業や除染作業に関する、危険手当や賃金未払い、労働環境などの問題について、当該の労働者を先頭に業者と 交渉をおこない、一定の成果を勝ち取ってきました。また、環境省・厚労省など関連省庁、東電やゼネコンなどへの申し入れもおこなってきました。


 私たちはいま、この2月・3月を、「被ばく労働者春闘」と位置づけ、さまざまな行動に取り組むことにしています。原発や除染労働をはじめとし て、被ばくを強いられる環境下で働く人びとの、雇用・賃金・健康・安全などに関わる切実な声と要求を集め、3月14日を統一行動日として、ゼネコンや 東電、関係省庁に対してぶつけていきたいと思います


 そして、一連の行動の集約として、3月14日の夜、「被ばく労働者春闘3.14報告集会」をもちます。


 統一行動と報告集会への、多くの皆さんの参加を訴えます !


主催●被ばく労働を考えるネットワーク
〒111-0021 東京都台東区日本堤1-25-11 山谷労働者福祉会館気付
090-6477-9358(中村)/info@hibakurodo.net/郵便振替00170-3-433582

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★★★

原発事故被害者への 「支援放棄」に抗議しよう
3.12官邸前抗議アクション


3月12日(水)19時~首相官邸前
呼びかけ;福島原発緊急会議
ウェブhttp://2011shinsai.info/
メール office【@】2011shinsai.info

   (【】を削除してください)

★★★


 3.11原発事故は一つの巨大な「犯罪」でした。放射能汚染にとどまらず、その後の「被害者を見捨てる」政策など、ばくだいな人権侵害と環境汚染の総体として、福島原発事故が捉え返される必要があります。


事故後、福島在住者・自主避難者への低額すぎる補償金指針(原子力損害賠償紛争審議会による)続いて「原発事故子ども・被災者支援法(以下被災者支援法)」の骨抜き化というかたちで、東電と国が被害者に対して充分な補償・生存支援を行わないのではという懸念は現実になりました。


とりわけ、立法府である国会が満場一致で制定した画期的な法律「原発事故子ども・被災者支援法」を、行政府である政府・復興庁が長期間「塩漬け」にし、さらに「骨抜き」にし、被害者への支援を放棄したことは、明らかな犯罪です。この支援放棄と原発再稼働は、一体化した許されない政策です。


 3月12日(水)、政府に「支援放棄をやめよ」「人権蹂躙をやめよ」と訴えます。私たちは「被災者支援法」を骨抜きにした「基本方針」の閣議決定を撤回し、同法の理念どおりに「被害当事者が参画する」手法で、同法の理念に沿った内容の、新たな「基本計画」を再作成するよう要求します。

★★★

★☆★☆★☆★☆★(転送・転載大歓迎)★☆★☆★☆★☆★

3・11天皇出席の震災3周年追悼式典ー全国一斉黙祷反対!集会・デモ

◆日時:3月11日(火)11時45分開場 12時開始 集会後デモへ

◆場所:中央区築地社会教育会館 第一洋室 (東京都中央区築地4丁目15番1号)

◆基調報告


◆発言・「原発と天皇制」

     天野恵一さん(反天皇制運動連絡会)

   ・「東電前で始めた闘い・3年間から明日へ」

     園良太さん(東電前アクション)

   ・「原発体制は植民地主義」

     崔勝久さん(NNAA(No Nukes Asia Actions)/原発メーカー訴訟の会)

◆アピール:全国の仲間から


◆資料代 500円


*集会を妨害する方、趣旨に賛同しない方の入場はお断りします。


3・11行動実行委員会
呼びかけ:反戦反天皇制労働者ネットワーク/ 連絡先・fax03(3446)9058/
メールアドレス
hanten_net@yahoo.co.jp

【賛同団体】(賛同日時順/3月2日現在)*団体・個人の賛同をお願いします。公表 可  不可
▼フリーター全般労働組合▼全関東単一労働組合▼千葉高教組市川支部「ひょうたん島研究会▼反天皇制運動連絡会▼ストップ改憲全国ネット▼関西単一労働組合▼立川自衛隊監視テント村▼労働運動活動者評議会▼参戦と天皇制に反対する連続行動▼労働者共闘▼東電前アクション!


★今年も政府は3月11日に「東日本大震災追悼式」の開催を決めました。天皇皇后出席のもと、実行委員長である首相や政府・財界、各国、遺族の代表らが参加し、「国歌斉唱」に始まり、午後2時46分の一斉黙祷と安倍の式辞や「天皇のおことば」を中心に、「慰霊」と「復興への誓い」をするのだといいます。

 福島では、昨年末、県内の市町村が震災や原発事故による避難などが要因の「震災関連死」と認定した死者数がついに1605人となり、地震や津波での死者数を上回りました。安倍政権のことですから、遺族、被害者の今も続く苦しみを放置したまま、復興に向けて「国民こぞってのオリンピックの成功」をうたいあげ、そのための「再稼働」さえ“誓い”かねません。また、昨年は官公庁や学校、企業などで、天皇とともにする黙祷の強制が目立ちました。校長が突然「黙祷」と叫んで生徒に黙祷を強いたり、わざわざ電車を止めて乗客ともども黙祷を強制した電鉄会社さえありました。今年も間もなく「弔旗掲揚、一斉黙祷」の指示がだされることでしょう。

★原発事故は明白な国家犯罪です。まず国家・責任企業による謝罪と完全な賠償、事故収束―全原発・関連施設の閉鎖によって責任を果たすべきです。それを、被害者への謝罪や反省ぬきに天皇のもとでの一斉黙祷を強いるのは、ひとえに「国難」を乗り越えて「原子力立国の復興」を誓い合うためにほかなりません。天皇のもとでの国民こぞっての「追悼」によって、被害者の憤怒を鎮め、「遺された者」には被ばくや被害に甘んじて原発推進に挺身せよというのです。

★原発事故の被害者を死に追いやり、国益のために今も多くの労働者や住民に被ばくを強いる天皇制国家、独占資本との対決ぬきに反原発闘争の前進はありえません。愛国心、ナショナリズム、資本主義賛美に貫かれた「反原発」運動とは、安倍の言う「美しい国作り」とイデオロギーにおいて寸分違いません。

 原発推進、原発事故責任放棄のための式典、「一斉黙祷・弔旗掲揚」の強制に、職場や学校現場、地域から反対のとりくみをつよめましょう。天皇とともにする「一斉黙祷」を拒否し、天皇を頂点とする日本国家・独占資本、さらには内外の巨大な原発推進勢力と対決しうる反核・反原発闘争への飛躍をかけて「3・11追悼式典」反対を闘いぬきましょう。


 3・11集会・デモへの参加・賛同をよびかけます。

                        2014年2月19日

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2月23日、東電前アクション!主催で福島第一原発立地地域の一つの大熊町町民で現在会津若松で避難生活を送っている木幡ますみさんを迎えて"「原発を遠隔地に押し付ける」という暴力"と題して、学習集会を原宿の穏田区民会館にて30人の参加で開催しました。


まず、東電前アクション!の植松から開会あいさつ。

「今日の新聞で東電の独自賠償方針に対して、国-文科省が仲裁に入るという記事が出ていた。東電のやっていることは"脱法的賠償"だ。依然として被害者を踏みにじる東電に対して、引き続き東京・首都圏からも声を上げていきたい」


集会は、映像を交えながら、木幡さんのお話を聞くという形式で行いました。

(発言部分は文責当BLOG)


「福島第一原発の立地地域ということで、大熊町と双葉町はよく比較されるが、反対の声を上げていたのは大熊町だった。義父はむしろ旗を掲げて反対デモをやっていた。周囲は"地主たから出来るんだ"などと言っていたが。義父は町長選挙に出て五百票差で負けた。その後事故で転落死したが闇から闇に葬られたと思っている。」DSC_0049


「双葉は城下町で武家の意識を引きずっていて、一方大熊は部落の人や広島、沖縄の人なども入っていて自由な気風だった。町民は"原発に頼らない町づくり"をめざし森林資源の活用なども追求していた。かなりデモをやった。プルサーマル反対も猛烈な運動だった。しかし、招待旅行などで切り崩されていった。」


映像では「双葉町民は原発の誘致でバラ色の未来を描いた」として、原発建設によって当時町が活気づいていた様子を映し出す。一方、富岡町など住民の多数が反対する地区もあり、「特別配慮金」として当時の額で一億円がばらまかれて反対は住民を切り崩していった様子も描かれる。建設され稼働した原発はトラブルが続発し、双葉町でも反対運動が登場し、当時原発反対同盟の委員長でのちに推進派町長となる岩本忠夫が「核と人間は共存できない」とカメラの前で語る。


木幡さん

「推進派・東電のやり方は、まさに札束で頬を叩くものだった。原発作業員は昔から白血病死が多かった。東電の職員はその葬式に黒服でなく作業服で来る。"黙っていろ"という威圧だ。香典袋はとても厚かった。そうやって、住民や遺族を告発させないようにしていた。」


「地元の有力者の子どもで覚せい剤で捕まったことのあるような人間が、東電社員となり原発の施設で漫画を読んでいるのを見たことがある。東電は"いてくれればいい"と言っていた。一方、高専・工業校出身者は優秀でも下請けに就職していた。」


「原発で働く・働かないで、地域が破壊され、絆が切れていった。心も荒んでいった。こどもたちまで、親が東電社員と下請けで分断されていた。警官も村に入るようになったが、警官の子はあまり原発で働くことはなかった。事故が起きたら真っ先に最前線に立つことになるからだろう。住民が互いを監視・スパイするようになって、ちょっとした一言でも東電に通報してクビが飛ぶということもあった。」


「第一原発の所長だった吉田昌郎は、津波対策課長だった当時、"電源を地下から高い所に移せ"という要望に、のらりくらりごまかしていた。彼が事故後現場にずっといたのは、そのときのことがあったからだろう。吉田所長はいろいろ記録を残しているが、絶対に外に出ない。隠されている。」


「私は家政婦をやっていた。原発ができて大熊町は病気が多くなった。親子で白血病になる人も多かった。原発の煙突からの煙のせいと言われていた。私も肺を患った。住んでいた地域は肺がんが多かった。ぜん息も多かった。作業着の洗濯屋はすぐ死ぬと言われていた。」


「東電は住民に融資をして家を建てさせる。住民は"私たちは東電に逆らえない"と言っていた。しかし、事故が起きたら、東電の社員は真っ先に逃げてしまった。テレビで原子炉でロボットを動かしていたのは、下請けの労働者だ。現場の労働者はいま、どんどんガンで亡くなっている。心筋梗塞で現場で突然死する人も多い。除染労働者はマスクもしていない。教育が全然なされていない。これがいまの実態だ。」


続いて、東電前アクション!の園から「原発輸出反対運動」の提起。

「これまで福島など原発立地地域に押し付けてきた原発が、今度はさらに遠い外国に押し付けられようとしている。これは構造的暴力の輸出ではないか。今通常国会で、日本-トルコあるいは日本-ベトナムで原子力協定が承認されようとしている。安倍首相が先日インドを訪問した際には、大きな抗議行動があった。私たちの運動が"再稼働反対"一本でいいのだろうか。"地域の人々の誇りを踏みにじる"原発の構造的問題に対して、反対する必要がある。原発輸出-原子力協定に反対する運動をともに作りましょう」


質疑応答の最後に木幡さんは「自民党-推進派-東電はやり方が上手い。原発を立てるために、地域のコミュニティを破壊する。自治会長に絶大な権力を持たせて、反対したら自治会にいられなくする。そうやって反対運動を潰していった。ひどいやり方だが上手いと子どもの頃から見てきた。やはり地域の首長・町長の頭を取り替えなければならない。夫は町長選に出馬して落選したが結構票を取った。やはり地域から明快な"反原発"の声を挙げられるようにしていきたい」と締めくくり、集会を終えました。

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