本日7月5日に東電に提出する申し入れ文です。

【怒りの超緊急アクション】
  ~福島を見捨てて、新潟も殺すのか!?~
東電の「柏崎刈羽再稼働申請方針」の撤回を求める
    7.5超緊急申し入れ行動


7月5日(金) 新橋:東電本店前 19時半より


呼びかけ:東電前アクション!
BLOG:
http://antitepco.ldblog.jp/
TWIT: https://twitter.com/antitepco1
MAIL: antitepco1@yahoo.co.jp

☆ぜひ、それぞれ申し入れ文・抗議文をお持ちください。一緒に東電に渡します。
           

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                 申し入れ書

                                    7月5日

                東京電力株式会社 取締役会長   下河邉和彦 殿
                東京電力株式会社 代表執行役社長 廣瀬 直己 殿

                       東電前アクション!

                       MAIL:antitepco1@yahoo.co.jp
                      

 私たちは、貴東京電力株式会社(以下、東電)に対して、7月2日の役員取締会での「柏崎刈羽原発の再稼働のための原子力規制委員会への申請」という決定方針に抗議し、以下のように撤回を申し入れるものです。

一、 貴社東電は、2011年3月11日の震災を直接のきっかけとする福島原発事故の原因について、「想定外の津波」を理由にするだけで、とてもまともな原因究明の努力を払い、発表しているとは言い難い状態が続いています。

 今も15万人以上の人々が「難民」として故郷に帰れない状態が続いている中で、原発事故の原因の究明を怠り、あるいは国会事故調査委員会の調査活動を虚偽の報告で妨害した貴社東電が、再び原発を再稼働させ、原子力事業を継続することなど社会的道義に照らし合わせて絶対に許されることではありません。

 貴社東電の旧経営陣、とりわけ勝俣前会長と清水前社長は、すでに告訴されているように本来ならば「業務上過失致死罪」などで逮捕され、刑務所に送られるべき存在です。貴社東電はそのような企業であることを自ら強く自覚するべきです。

一、 新潟県の泉田裕彦知事が「福島事故の原因究明なくして再稼働はありえない」と言明している中で、新潟県と一切協議をすることなく「再稼働申請」の方針を打ち出すことは、福島原発事故以前から続く「地元軽視体質」と言わざるを得ません。

 また、貴社東電自身の本年4月の調査発表でも、今回再稼働申請を行うという柏崎刈羽原発6、7号機を含む4つの原子炉の直下に活断層が走っている可能性が指摘されています。実際、2007年7月16日に発生した中越沖地震では深刻な放射能漏れ事故を引き起こしています。

 この活断層調査も進んでいない中で、6、7号機の再稼働を申請するというのは、もはや「地震で原発がシビアアクシデントを起こしても仕方がない」というような未必の殺意ですらあると指摘するものです。それは「福島で起きていることを新潟で繰り返してもいい」という態度であり、貴社東電は福島事故によって原発で故郷を追われた人々、そして放射能で生業を失った人々について、一体どのように考えているのでしょうか。

一、 柏崎刈羽原発を動かすということは、青森県下北半島むつ市の中間貯蔵施設(RFS)に使用済み核燃料を保管することになります。貴社東電が80%の株を保有する施設に自ら核のゴミを持ち込んでさらに利益を得ようとする経営姿勢は絶対に許されるものではありません。それはまた、「電力の安定供給」を口実にして新潟に犠牲を押し付け、さらに下北半島に犠牲を押し付けるものだと指摘するものです。

 以上のことから、私たちは貴社東電の「柏崎刈羽原発の再稼働申請方針」の撤回を求めるものです。自らの不作為で招いた原発事故による「経営危機」をさらに原発を動かすことで突破しようなどという貴社東電の姿勢・方針を私たちは絶対に許すことはできません。貴社東電のなすべきことは原発の再稼働などではなく、福島原発事故の原因究明、責任者の処断、すべての事故被害者への誠実な賠償、収束作業員の健康と人権の保証、そしてすべての原子力関連事業からの撤退です。

 最後に、「これ以上地方に犠牲を押し付けてはならない」ということを貴社東電に強くお伝えしたいと思います。そしてこれは首都圏東電管内で生活する私たち自身にも向けられるべき言葉であり、その自らの責任において柏崎刈羽原発の再稼働を阻止する宣言の言葉として受け取っていただきたく存じます。

 以上

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