P1010697 (1)



















9月24日、米大使館近くで米軍原子力空母ジョージ・ワシントンの横須賀母港化から5年の日に抗議行動を行いました。東電前アクション!としては3年連続の取り組み。

以下、主催からのアピール。

::::::

◆Gワシントンは「危険だから」という観点だけで反対しているわけではない。Gワシントンは横須賀に来る前は地中海で展開してボスニア紛争に介入し、そしてクリントン時代ではイラクで800回のピンポイント爆撃を繰り返した。もちろん2003年のイラク戦争にも参加して、2004年にはイラク北部キルクークでGワシントンから発進した爆撃機が大規模空爆を実施している。

イラクでは十万人が殺された。日米安保を許し、米軍に基地を提供していることを許している日本の私たちが殺したとも言える。そのようなありかたを終わらせるために、Gワシントンの撤去を私たちは求める。

◆1961年にアメリカ本土で米軍が水爆を落下させて大事故寸前だった、ということが報道された。しかし、1964年にはスペインで米軍が水爆二つの落下事故を起こして、その場所はプルトニウム汚染されて未だに人が入れない。米軍の核兵器にまつわる事故は700件以上に上るという。作り、持ち歩けばいつか事故が起きるのは、原子炉も核兵器もオスプレイも同じだ。

◆沖縄の人々の「オスプレイ反対」の声は、単に「危険だから」というだけではない。元々撤去が前提であるはずの普天間基地にあらためて新型ヘリが配備されるという欺まんに怒りを表明している。そして、米本土では絶対に市街地の上を飛ぶことのないオスプレイは、沖縄でだけ人口密集地を自由に飛んでいる。オスプレイの腹を見ることができるのは沖縄だけだ。こういう人間性に対する侮辱こそが、基地と原発の問題がつながっているということではないか。

◆また、沖縄の米軍基地で排出された猛毒PCBを福島のいわき市で最終処分するという計画が、3億円で落札されて手続き上は「決定」された。今後、核廃棄物を含めて福島を「汚染地」として処分場にされようとする可能性もある。日米原子力協定で福島にGE社の粗悪原子炉を売りつけたアメリカが、福島事故をそのように利用することは絶対に許されない。アメリカ政府もまた、福島事故について謝罪すべき存在だ。

◆中東シリアでの戦争は、さしあたって回避されているように見えるが、アメリカの政権は依然として武力で他国の紛争に介入するということを示している。しかし、アサド政権もまた、民主化を求めるデモを武力で鎮圧してきたし、化学兵器の開発と存在を自ら認めている。私たちの反戦平和の運動は、アメリカの戦争に反対するのはもちろん、あらゆる独裁政治に反対して核や大量破壊兵器をなくしていくための民衆同士の連帯を求めるものでなければならないと思う。

そして、シリアで戦争になれば、またも日本の基地やGワシントンが使われることになるだろう。地方に犠牲を押し付け、侵略戦争に加担する社会を終わりにしよう。反戦・反核・反原発をつないで運動を広げよう。

::::

参加者からは、「まず日米地位協定の破棄を日本政府は行なえ」などのアピールもあり、シュプレヒコールをあげて行動は終了しました。

これより先はプライベートモードに設定されています。閲覧するには許可ユーザーでログインが必要です。