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11月12日、永田町首相官邸前で東電前アクション!も参加する実行委員会で、 「積極的『戦争』主義 -NSC法案 集団的自衛権 武器輸出- NO! アクション」を行いました。これは臨時国会開会日の10月15日に行ったアクションに引き続くものです。
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まず主催実行委から植松さんが、この日の取り組みの趣旨について。

「秘密保護法の反対運動は一定盛り上がっているが、NSC(国家安全保障会議)設置法案はすでに衆院を通過してしまった。安倍の言う"積極的平和主義"などと言うが、まるでジョージ・オーウェルの小説"1984"にある"戦争とは平和である"のようだ。かつて日本にはNSCのようなものがあった。それは"御前会議"だ。NSC法案は"御前会議"を復活させようとするようなものだ。これは怪物の復活であり、私たちは怪物と闘っていかなければならない。共にがんばり続けましょう」

P1010958シュプレヒコールを上げて、続いて反安保実行委員会の国富さんからアピール。

「安倍はまずNSC法案を成立させ、来年には"国家安全保障基本法"を成立させて、集団的自衛権の容認を既成事実化しよう、という方針だ。NSCは戦時中の戦争方針を決めていた"政府大本営連絡会議"と同じものを設置するということだ。私たちは"戦争ができる国"になることを反対してきたが、いまや具体的に"戦争する国"になろうとしている。自衛隊はジブチに駐留し続け、沖縄の日米地位協定のような"不平等条約"をジブチに結ばせている。自衛隊のフィリピン常駐も具体化されようとしている。こういう動きの一切に反対していこう」

P1010957東電前アクション!から栗原がアピール。

「NSC法案は第一次安倍政権の頃から画策されていたが、安倍政権が倒れて立ち消えになった。第二次安倍政権になっていつまたNSCが浮上したか。それは今年1月のアルジェリアで起きた日本企業日揮への襲撃事件があってからだ。あの事件はフランス軍のマリからの撤退を要求して起きたものだということも思い出してほしい。資源を求めて大国が戦争を起こし、日本も大国間の関係で資源を略奪する。マリやアルジェリアでの事態は、当然核の原料であるウラン資源の確保がある。大国の権益のための戦争を日本もできるようにしようというのが、NSC法案の本質だ。戦争・侵略、資源略奪に反対しなくて原発をなくせるわけがない。だから、東電前アクション!はNSC法案に反対する」

P1010966続いて、アピールとシュプレヒコールを交互に行いながら、特定秘密保護法案の廃案とともにNSC法案の廃案と戦争のできる国化に反対する運動・闘いを強めよう、という訴えを行い、60人の参加でこの日の行動を終えました。